1960年、第3次みそらの別荘分譲地パンフレットに付いていた「おまけ」のソノシートを聞いてみたい!
みそら野キッチンを運営している白馬綜合開発株式会社 みそら野管理事務所から、みそら野別荘地分譲当時の貴重なパンフレットをお借りしました。なんと、ソノシート※付きの豪華なパンフレット。著名なイラストレーター真鍋博さんの、恐らく描き下ろしであろうイラストが中面に使われていたりで、当時の別荘地分譲への期待が伺い知れる仕様ですね。そしてこのソノシート、今の「みそら野管理事務所」のみなさんも聞いたことがないということで、録音して音源化してみました。
※小さくて薄いレコードのこと。通常のレコードと異なり、極めて薄く、容易に曲げることができる程度に柔らかいため、雑誌の付録や、印刷された台紙などに透明な盤を貼り付けたメッセージカード等に利用された。(一部出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
↓↓↓再生ボタンを押して当時の空気をご堪能ください。
[音源テキスト]第3次みそらの別荘分譲地パンフレット「白馬山麓」より
ナレーション: 澄み切った空の青。その中に純白の稜線をきっちりと描いて立ち並ぶ日本アルプス。あくまでも雄大な、あくまでも華麗なその姿は私達に自然の尊さを教えてくれている。白馬三山からカラマツ、五竜、鹿島槍へと伸びる山々を背に平川の清流を前にここみそら野別荘地。美しいから松の林の中には赤い屋根、白い屋根、それぞれにこころ豊かな別荘生活が繰り広げられている。
ナレーション:まだまだスキーも山登りもどんどんやりますとおっしゃるNさん夫妻。ここにセカンドハウスを求められた動機などについて伺ってみた。
─Nさん: 前から、学者村ですか。あれを主人が買おうって言ってたんですけどね。そのとき、私そういう遠いとろは反対してたんです。ところが、ここ見に来てもういっぺんに気に入って、その場で決めてしまったわけです。
ナレーション:冬は子供さんたちに任せて、春夏秋存分に楽しまれているOさん。
─Oさん: 涼しいですな。ええ。いや暑いですよ?ときにはね。暑いけど、影入ったらもうからっとしてるでしょう。ええですわ、ほんとええですわ。最初笑われたんですよね、よりによってまあそんな遠い所になんで家を作ったんかといって。ところが家建ててみて、親戚が来るでしょ。段々段々悪口言う奴おらんなってね。でもひどいやつはね来年の夏に予約して帰るんですよね、いつから開けておいてくれっていうことね。
ナレーション:四季の変化について、そのデリケートな美しさを語るYさん。
─Yさん: それとちょうど春なんかに来ましたらね。ちょうどあの向こうがだいたいサクラ咲いとってね、途中はちょうど梅が咲いとってね。それからここへ来たらちょうど雪がね。大体もうずっと四季のこれはもう移り変わりが車で来たら見れますが。
ナレーション: スキーのメッカ、八方尾根を中心にスキーヤーの心を躍らせるっていう雪を求めて、たくましい生命の力を見せる木の芽草花の春。日本アルプスの縦走に木崎湖、青木湖、黒部のレジャーに、若さが躍る夏。絢爛の紅葉に心洗われる秋。四季を通じて、彩り豊かな行動の拠点となるみそら野。新しい除雪車、消防車も完備して、管理体制も万全である。
ナレーション:管理事務所の吉井さんも
─吉井さん: 都会から来られた人が本当にゆっくり憩いの場所として利用されるようにね。全員が努力いたしております。
ナレーション: 赤とんぼ追って無心に遊ぶ子供たちに、事務所の鐘の音が家路へのときを告げるころ。心豊かな静けさがみそら野別荘地に帰ってくる。見せかけのレジャーではなく、ここにもう一つの家を持つことは心の故郷を築くこと。都市生活と田園生活の華麗なる両立。それが三菱信託銀行の新しい提案であり、白馬山麓みそら野別荘分譲地を心からおすすめする理由でもあるのです。
おわり
いかがでしたか。
白馬みそら野別荘分譲地は、昭和35年当時の太田新助白馬村村長が観光事業の大きな柱として大阪の帝塚山学院PTA関係者、白馬村や近在の名士の方々の協力の下で開拓・分譲。
そして今回の音源は、販売協力の三菱信託銀行(今の三菱UFJ信託銀行)が作った?パンフレットの付録ソノシートを録音・デジタル化したものでした。
楽しんでいただけなら幸いです。
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